【4月1日 AFP】英王室を離脱したヘンリー王子(Prince Harry)の妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)がテレビインタビューの中で、正式な挙式の前に結婚していたと明かしたことについて、英国国教会の大主教が3月31日付のイタリア紙に掲載されたインタビューで、これを否定するとみられる発言をしていたことが分かった。

 エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の孫であり、チャールズ皇太子(Prince Charles)の息子であるヘンリー王子は2018年5月19日、米女優のメーガン妃と盛大な結婚式を挙げ、その様子はテレビ中継された。

 だがメーガン妃は、3月に放映された米司会者オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)氏とのインタビューで、正式な挙式の3日前にジャスティン・ウェルビー(Justin Welby)カンタベリー大主教(Archbishop of Canterbury)の前で結婚の誓いを交わしたと明かしていた。

 メーガン妃は「誰もこのことを知らない。でも私たちは大主教に電話をかけ、『このショーは世界のため、でも結婚は私たちの間でしたい』と話した」と語っていた。

 ウェルビー大主教は伊紙レプブリカ(La Repubblica)の取材に対し、ヘンリー王子夫妻とは「結婚式前に、内輪だけで聖職者として複数回面会した」と明かした。

 大主教は、「法的な結婚は土曜日(5月19日)だった。私は法的文書である結婚証明書に署名した。もし事実と異なることを知りながら署名したのなら、私は重大な法律違反を犯したことになる」と指摘。

「どう解釈するのも自由だ。ただ法的な結婚は土曜日だった。他の面会の際に何があったかは言わない」と述べた。(c)AFP