【4月1日 AFP】(更新)テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2021)は31日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は0-6、4-6で第23シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)に敗れ、連勝は23で止まった。

 優勝した2月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)以来のトーナメントで8強に残った大坂だったが、第1セットはわずか8ポイントしか奪えず、ウイナーは0本に終わった。

 第2セットは第2ゲームでブレークに成功し、一時は3-0とリードした大坂だったが、その後はサッカリの反撃をはね返すことができず準決勝進出を逃した。

 この結果、第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)から世界ランキング1位を奪取するチャンスを逃した大坂は、このことが重圧になっていたと認めた。

 大坂は世界1位返り咲きの試合への影響について「なんとも言えない」と答えつつ、「前回この(記者会見の)席に座ったときにはランキングのことは全く考えていないと言ったが、誰かがその質問をしたあとはそのことについて考え始めてしまった」と明かした。

「不本意ながらもそれが自分自身へのプレッシャーになったのかもしれない。たとえそうでも、自分はそれを克服できるようになるべきだ」とした大坂は「以前のようにこのことに自分は決して悩まされるべきではない」と続けた。

 また、第2セットにリードした際に勝ちを予感したという大坂は、「完璧なプレーに挑戦するのが好きだが、大抵の場合はそうならない。なのできれいなテニスでなくてもセットを取るための道を見つけようとトライした」とし、何が間違っていたかについては「考える時間がもっと必要」だとした。  

 準決勝でサッカリは、第8シードのビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)と対戦する。アンドレスクはサラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo、スペイン)を6-4、3-6、6-3で退けている。(c)AFP