【3月31日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は30日、各地で第3節の試合が行われ、グループAのポルトガルはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)に今予選初ゴールが生まれるなどし、ルクセンブルクを3-1で下した。

 前の試合でアイルランドから金星を挙げるなど、ここ最近下馬評を覆す活躍を見せている小国ルクセンブルクは、ジェルソン・ロドリゲス(Gerson Rodrigues)のヘディングで30分に先制し、またしても番狂わせを演じるかに思われた。

 しかし、ジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)のヘディングで前半アディショナルタイムに追いついた欧州王者ポルトガルは、51分にロナウドが逆転ゴールを挙げると、ジョアン・パリーニャ(Joao Palhinha)も追加点を奪った。

 ポルトガルは勝ち点を7に伸ばして首位に立ち、アレクサンダル・ミトロビッチ(Aleksandar Mitrovic)の2得点でアゼルバイジャンに2-1で勝利したセルビアが同ポイントで2位につけている。

 代表通算得点数を103に伸ばした36歳のロナウドは、元イラン代表FWアリ・ダエイ(Ali Daei)氏が持つ同109の歴代最多記録まであと6ゴールと迫っている。

 グループEのベルギーは、控え中心のメンバーながらベラルーシに8-0で大勝。ベルギーの選手たちは試合前、カタールでスタジアム建設に携わる移民労働者の人権を支持するTシャツを着用してピッチに登場した。

 今予選ではこれまでにドイツやデンマーク、ノルウェー、オランダが同様の抗議を行っており、ベルギーの選手たちは隣国オランダと同じく「FOOTBALL SUPPORTS CHANGE(サッカーは変化を支持する)」と書かれたTシャツを着た。

 勝ち点3を積み重ねたベルギーは同組の首位に立ち、ウェールズに0-1で敗れたチェコが3ポイント差で2位につけている。

 グループGでは、オランダがアウェーでジブラルタルを7-0で下し、首位トルコはホームで終盤に失点をしてラトビアと3-3で引き分けた。第1節でトルコに敗れ黒星発進となったオランダだが、これで首位との差を縮め、勝ち点6でモンテネグロ、ノルウェーと並びながらも2位につけている。

 グループHのクロアチアはマルタを3-0で下して首位に浮上。スロバキアに1-2で敗れたロシアが、クロアチアと同じ勝ち点6で2位となっている。(c)AFP