【3月31日 AFP】(更新)テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2021)は30日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)はフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)を6-4、6-3で下し、8強入りした。

 11本のエースを奪ったほか、3度のブレークに成功したメドベージェフは、第18シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)に6-3、4-6、7-6(9-7)で勝利した第7シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)と準々決勝で対戦する。

 バウティスタ・アグトは最終セットのタイブレークで5-6とリードされたものの、マッチポイントをしのいで勝利し、2019年に行われた前回大会の準々決勝で同選手に敗れた雪辱を果たした。

 世界ランキング87位のセバスチャン・コルダ(Sebastian Korda、米国)は第5シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)を6-3、4-6、7-5で撃破し、この日最大の番狂わせを起こした。

 元全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)覇者のペトル(Petre Korda)氏を父に持つ地元フロリダ州出身のコルダは「きょうは信じられないようなプレーができた」と振り返った。

「メンタル面が素晴らしかったと思う。冷静でいられたし、きつい状況でも自分を信じて頑張れた」

 今大会で快進撃を続けている20歳のコルダは、マリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)を6-4、6-4で下した第4シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)と準々決勝で激突する。

 他の試合では、第21シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)がエミル・ルースブオリ(Emil Ruusuvuori、フィンランド)を6-3、6-2で下し、マスターズ1000(ATP Masters 1000)大会で自身初の8強入りを果たした。

 19歳のシナーは次戦、第22シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)に6-7(5-7)、6-3、6-4で勝利した第32シードのアレクサンダー・バブリク(Alexander Bublik、カザフスタン)と準決勝進出を懸け対戦する。

 第26シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)は第12シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)を4-6、6-3、7-6(7-4)で破った。

 準々決勝では、第24シードのロレンツォ・ソネゴ(Lorenzo Sonego、イタリア)を6-2、7-6(7-2)で退けた第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)と顔を合わせる。(c)AFP