【3月31日 AFP】ドイツ政府は30日、英製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、60歳未満への接種を制限すると発表した。若年層で血栓症の発症例が出ていることを受けての措置。

 連邦・16州の保健相の発表によると、60歳未満の人も接種は可能だが、接種を行う医師との相談や、個々人のリスク分析が必要となる。

 アストラゼネカ製ワクチンについては、世界保健機関(WHO)と欧州医薬品庁(EMA)が安全に使用できると判断しているが、複数の国は血栓症のリスクがあるとして使用を制限している。

 今回のドイツ政府の決定は、独予防接種常任委員会(STIKO)が同社製ワクチンについて「現在入手可能なデータによれば、まれではあるが重篤な血栓症の副反応が出ている」として、60歳未満への使用を停止するよう勧告したことを受けてのもの。

 ベルリン、ミュンヘン(Munich)の2市とブランデンブルク(Brandenburg)州はこれに先立ち、60歳未満への同社製ワクチン接種停止をすでに発表していた。

 ドイツのワクチン接種計画は滞っており、公式発表によると1回目の接種を受けたのは人口の約11%にとどまる。(c)AFP