【3月30日 AFP】(更新、写真追加)米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)のイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)は30日、巨大宇宙船「スターシップ(Starship)」の最新の試作機の試験飛行が、再び失敗したと発表した。

 試作機「SN11」は、テキサス州南部にあるスペースXの施設から、日本時間同日午後10時ごろ打ち上げられた。

 マスク氏はツイッター(Twitter)で、「少なくともクレーターは正しい位置だ!」と冗談を飛ばし、試作機の試験飛行の4回目の失敗を認めた。さらに「着陸プロセスの開始直後に重大な出来事があった」「きょうこの後に破片を調べることができれば、何だったのか分かるだろう」と書いた。

 同社は月や火星などへの有人飛行を目指し、スターシップの開発を進めている。SN11はその11番目の試作機。この日行われたのは、同機を上空へ飛行させた後、垂直姿勢に戻って着陸させる4回目の試験飛行だった。(c)AFP