【3月28日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は27日、各地で第2節の試合が行われ、グループGのオランダ対ラトビア戦では、ステファニー・フラパール(Stephanie Frappart)主審が、男子W杯予選を裁いた初の女性審判となった。

 37歳のフラパール氏は女性審判の第一人者で、昨年12月には男子の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)のユベントス(Juventus)対ディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)戦で史上初めて笛を吹いた女性審判となった。

 国際サッカー連盟(FIFA)は「ステファニー・フラパールがさらに歴史をつくった! 男子W杯予選で初の女性審判になったことを祝福する」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 フランス・リーグ1でも主審を務めて歴史に名を刻んでいるフラパール氏は、2019年にはUEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2019)決勝のリバプール(Liverpool FC)対チェルシー(Chelsea)戦で主審を務め、同年にはヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)でも試合を裁いた。

 また昨年9月のUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2020-21)のマルタ対ラトビア戦も担当しており、フラパール氏にとってはラトビア戦は2度目の経験となっている。(c)AFP