ポルトガル引き分け、ロナウド弾は疑惑判定で幻に W杯欧州予選
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【3月28日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は27日、各地で第2節の試合が行われ、グループAのポルトガルはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の終了間際の決勝点かに思われたゴールが微妙な判定で認められず、セルビアと2-2の引き分けに終わった。
元イラン代表FWアリ・ダエイ(Ali Daei)氏が持つ代表戦最多109点の記録まであと7ゴールとしているロナウドだが、これで2試合連続ノーゴールとなった。チームが2点リードから追いつかれる展開の中、93分には決勝ゴールを決めたかに見えたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)もゴールライン・テクノロジー(GLT)も採用されていない中で、審判団はボールがゴールラインを越える前に相手DFがかき出したとして得点を認めなかった。
フェルナンド・サントス(Fernando Santos)監督はポルトガル公共放送のRTPに対して、「われわれは得点を決めたが、ボールがゴールに入っていたのに認められなかった」と話し、「このレベルの試合では、あってはならないことだ」と憤った。
グループのもう1試合では、ルクセンブルクが低調なアイルランドから1-0の金星を挙げた。ルクセンブルクがW杯予選で勝利するのは、1934年の予選初参加以降、これが6試合目となった。
グループEでは、FIFAランキング1位のベルギーが1-1でチェコと引き分けた。相手に先行された状況から、ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)の代表戦59点目で追いついたが逆転には至らず、チェコが得失点差でのグループ首位を守っている。
初戦でトルコに敗れたグループGのオランダは、2-0でラトビアを退けて初白星を挙げた。スティーブン・ベルハイス(Steven Berghuis)のコントロールショットで32分に先制すると、後半にはルーク・デ・ヨング(Luuk de Jong)が追加点を決め、アムステルダムのヨハン・クライフ・アレナ(Johan Cruyff ArenA)に集まった5000人のファンにうれしい勝利を届けた。
トルコは3-0でノルウェーを下し、オランダとの初戦に続いて見事な勝利を収めている。
グループHでは、母国開催のW杯(2018 World Cup)でベスト8に入ったロシアがスロベニアに2-1で勝利し、グループ首位を守った。初戦でスロベニアに敗れたW杯準優勝のクロアチアは、調子が上がらないながらもマリオ・パシャリッチ(Mario Pasalic)の40分のゴールを守り切り、キプロスに1-0で競り勝った。(c)AFP/Jed Court