【3月26日 AFP】サッカーU-24エジプト代表のシャウキー・ガリーブ(Shawky Gharib)監督は25日、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に所属するFWモハメド・サラー(Mohamed Salah)が、今夏に延期となった東京五輪への出場に前向きであるとAFPに明かした。

 有名選手から指導者に転向したエジプト人のガリーブ監督は、「われわれの五輪への挑戦に彼を参加させたいと公言しており、彼はそれを拒否していない。つまり、彼もわれわれとのプレーを望んでいる」とコメントした。

「サラーの五輪参加は史上初となるサッカーでのメダル獲得に向けた取り組みとして、青年・スポーツ省に代表される国家やエジプトサッカー協会(EFA)から支持されている」

 サラー本人とリバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督、そしてガリーブ監督の三者間で決定は下されるという。

 リーグ優勝の望みは絶望的になったものの、リバプールの今季公式戦で25得点をマークしているサラーはプレミアリーグでも17ゴールを記録しており、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のハリー・ケイン(Harry Kane)と並び得点ランキングで首位タイとなっている。

 ガリーブ監督は「世界で3本の指に入るサラーは、ファラオズ(The Pharoahs、エジプト代表の愛称)を五輪で全く新たなレベルにまで押し上げてくれるだろう」と続けた。

「彼がチームにいてくれれば大きな違いを生む」と語ったガリーブ監督は、サラーを2016年のリオデジャネイロ五輪で開催国ブラジルの初の金メダル獲得に貢献したネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)になぞらえた。(c)AFP