【1月29日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するFWトーマス・ミュラー(Thomas Muller)が同国代表として東京五輪に出場する可能性が消滅したことが分かった。

 ドイツサッカー連盟(DFB)は28日、同国の国立反ドーピング機構(NADA)に送った選手リストの中にミュラーの名はなかったと独スポーツ通信社SIDに明かした。東京五輪に出場できるのはこのリストに名を連ねた選手だけとなっており、一覧はまだ公開されていない。

 新型コロナウイルスの影響で東京五輪の延期が決まる前、ミュラーは五輪代表チームを率いるシュテファン・クンツ(Stefan Kuntz)監督から関心を寄せられていた。

 ミュラー自身も昨年行われたインタビューの中で、ドイツ代表の一員として東京五輪でプレーできたら「いい」と話していた。

 昨季バイエルンで3冠を達成した31歳のミュラーは、2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)ではドイツの優勝に貢献したが、2019年3月にはA代表を指揮するヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督から構想外であると告げられた。

 しかし、各チーム3人まで認められているオーバーエージとしてであれば、五輪に出場することは可能だった。(c)AFP