【3月25日 CGTN Japanese】中国中部に位置する湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)では20日、桜をテーマとする文化フェスティバルが始まりました。アフターコロナの地元経済を促進し、あわせて春の美しさを市民らに味わってもらうことが目的です。

 フェスティバルの開催場所は数百年の歴史を持つ江漢路歩行街(歩行者専用商店街)で、展示テーマは、「桜」です。会場では桜、そして武漢の最も有名なランドマークの一つである黄鶴楼をテーマとした特色ある文化の創造を反映したさまざまな商品が、多くの観光客や市民たちを引きつけています。夜になれば、訪れた人々は古い建築物に投影された桜をテーマにした3Dライトショーに魅了されてしまい、帰宅の途につくことも忘れてしまうほどです。 

 武漢市では3月から、「春の桜の花を楽しもう」をテーマとした一連の販売促進キャンペーンが行われています。ライトショーのほか、桜と黄鶴楼をテーマとした夜の観光コースも設けられました。武漢市では、「桜経済」が一つの産業にまで発展し、都市を代表するものになりました。 

 今年3月3日以来、「武漢の桜」の検索は1063%増に達し、2019年同期比で武漢のホテルの予約数は19%増、飛行機のチケット予約は6%増、観光スポットのチケットの予約も30%増とのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News