【3月24日 AFP】女子テニスの大坂なおみ(Naomi Osaka)は23日、この1年で周囲の期待をコントロールするすべを学んだと明かし、収めた成功も冷静に受け止められていると語った。

 大坂は昨年9月に2度目の全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)制覇を果たすと、先月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)でも優勝し、自信を深めている。

 今週はこの日開幕したマイアミ・オープン(Miami Open 2021)に出場する大坂は、「最大のストレスは、自分の結果がチームをがっかりさせてしまうと考えること。もし負けても自分自身は悲しいとは思わないが、一緒に遠征してくれる人たちに対して悲しく思う」とした上で、「自分が完璧ではないと理解しているし、すべての試合で勝つことはできない。大切なのは自分の努力のレベル」と語った。

 今大会には世界ランキング1位のアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)も出場する。昨年のバーティは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の影響でツアーを離れ、海外での大会出場はコロナ禍では今回が初となる。

 最近の大坂の調子について問われたバーティは、ここ1年はライバルの試合をほとんど見ておらず、「なおみとも戦っていないから、コメントは難しい」としつつ、「彼女はビッグトーナメントでベストな状態に持っていくことができる。私たちは皆その域に達するために努力している」と警戒した。(c)AFP