【2月20日 AFP】20日に行われた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)女子シングルス決勝を制した大坂なおみ(Naomi Osaka)は試合後、「夢を生きている」と喜び、アニメとピザで優勝を祝うことにすると話した。

 23歳の大坂はこの日、米国のジェニファー・ブレイディ(Jennifer Brady)に6-4、6-3で快勝し、4度目の四大大会(グランドスラム)優勝を果たした。

 グランドスラムの決勝で初進出から4回連続で勝利するのは、モニカ・セレシュ(Monica Seles)氏とロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に続きわずか3人目の快挙となった。

 子どもの頃は米国から全豪オープンを「クレイジーな時間」に見ていたという大坂は、2度目の大会制覇は「現実味がない」と豪テレビ局チャンネルナイン(Channel Nine)で話し、「本当に自分の夢を生きている」と喜んだ。

「(最後は)いつも少し震える。マッチポイントが3本あったことを神様に感謝しないと」

 それでも、優勝は控えめに祝う予定だそうで、「多分ちょっとアニメを見て、もしかしたらピザ(を食べて)、それから寝る」と話している。

 出場した直近8回のグランドスラムで4度の優勝を果たし、テニス界の先頭を走る存在としての評価を高めた大坂だが、まだ満足はしていないという。

「すべての大会に真剣に臨んでいる」という大坂は、「とにかく安定した選手になりたい。それが今年の一番の目標」と語った。今後のスケジュールは不透明だが、子どもの頃からの夢だった五輪に出場したいと話し、東京大会の開催へ期待を口にした。(c)AFP