【3月23日 AFP】バングラデシュ南東部コックスバザール(Cox's Bazar)にあるロヒンギャ難民キャンプで発生した大規模な火災で、国連(UN)は23日、これまでに15人の死亡が確認され、400人が行方不明になっていると発表した。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のヨハネス・ファンデルクラウ(Johannes van der Klaauw)バングラデシュ代表は、首都ダッカからのビデオ通話でスイス・ジュネーブの報道陣に対し、「今回の火災で目にしたのは、これらのキャンプでは前代未聞のもの。大規模で壊滅的だ」と述べた。

 現場は、隣国ミャンマーから軍の弾圧を逃れてきた100万人近いロヒンギャが暮らす世界最大の難民キャンプで、22日に出火した。原因はまだ分かっていない。(c)AFP