【3月23日 CGTN Japanese】中国外交部の公式サイトが22日に発表したところによりますと、欧州側が中国側の主権と利益を著しく損ない、悪意で嘘や虚偽の情報を流布した10人と4つの実体に対して、中国政府は制裁を実施することを決定しました。制裁対象の関係者とその家族は中国大陸部と香港、マカオ特別行政区への入境を禁止され、当事者とその関連企業、機構もすでに中国との往来を制限されているということです。

 3月22日、EUは嘘と虚偽の情報に基づき、いわゆる新疆人権問題を口実に中国の関係者個人と実体に対して単独制裁を実施しました。これについて、外交部の報道官は「欧州側のこの行為は事実を顧みず、白黒を転倒させ、中国の内政に乱暴に干渉し、国際法と国際関係の基本準則に公然と違反し、中欧関係に重大な損害を与えている。中国側はこれに断固反対し、強く非難する」と反発しました。

 なお、中国側の対欧制裁リストには、欧州議会のビュティコファー議員、ドイツの学者エイドリアン・ゼンツ氏、スウェーデンの学者ビョルン・ジェルデン氏など10人が含まれており、EU理事会政治・安全保障委員会、欧州議会人権分委員会、ドイツのメルカトル中国研究センター、デンマーク民主同盟基金会が含まれているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News