【3月20日 CGTN Japanese】中国科学技術大学の研究チームはこのほど、人工知能(AI)で地震の震源の破裂メカニズムのパラメータをリアルタイムで見積もる上で突破的な進展を遂げました。

 専門家によりますと、地震の発生は、震源地の岩の破裂や移動の過程であり、地震の記録から震源メカニズムを推算するには、長い時間がかかるということです。同大学の研究チームはAIを利用し、完全な理論の地震ビッグデータの応用でAIのニューラルネットワークを訓練しました。地震発生後、実際の地震に関するデータをAIシステムに入力しますと、システムは1秒足らずのうちに、正確に震源メカニズムのパラメータを推定することができます。

 なお、この成果はこのほど科学誌「ネイチャー コミュニケーションズ」で発表されました。また、中国科学技術大学と中国地震局が共同開発したAI地震監視システムで試運転が行われる予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News