【3月22日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは21日、第18節の延期分の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はアストン・ビラ(Aston Villa)を2-0で下した。トッテナムのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督はチームに対し、苦しい前週から立ち直って示したレベルの意欲を持ち続けるよう求めた。

 14日のアーセナル(Arsenal)とのノースロンドンダービーに1-2で敗れたトッテナムは、その4日後に行われたヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)の決勝トーナメント2回戦第2戦でもディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)に0-3で敗れ、第1戦で得た2点のアドバンテージを守りきれず敗退が決まった。

 しかし、敵地ビラ・パーク(Villa Park)に乗り込んだこの日は、カルロス・ビニシウス(Carlos Vinicius)とハリー・ケイン(Harry Kane)の得点でビラに勝利し、トップ4入りに向けた希望の火を再びともした。

 モウリーニョ監督は、チームの命運を変える上でカギになったのは戦術ではなく懸命なプレーだったと述べた。

「良い結果。信じられないような姿勢、努力を示してくれた選手たちのおかげ」と振り返ったモウリーニョ監督は、「われわれにとって次の挑戦は、拙いパフォーマンスからのリアクションとしてこのようなプレーを見せるのではなく、きょうのように魂のこもった試合を絶え間なく続けていくことだと思う」と続けた。

「これは戦術ではなく姿勢の問題。選手たちは全力を尽くした」

 また、ケインは「ここ数試合は、姿勢が標準以下にまで下がっていた」と語った。

「(きょうは)全員が戦って、体を張ってプレーしている姿を誰もが目の当たりにした。それこそトップ4入りを後押しする上で必要になる」 (c)AFP