【3月21日 AFP】フィリピン政府は21日、中国の海上民兵が乗船しているとみられる漁船200隻以上が南シナ海(South China Sea)の係争海域に集結しているのを今月初旬に確認したと発表し、懸念を表明した。

 南シナ海の監視を担当する政府のタスクフォースによると、パラワン島(Palawan Island)から西に約320キロのサンゴ礁周辺で今月7日、フィリピンの沿岸警備隊が「隊列を組んだ」中国漁船およそ220隻の姿を確認。

 タスクフォースはフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内だったとしており、「晴天だったにもかかわらず、中国漁船が実際に操業している様子はなかった」という。

 AFPは首都マニラにある中国大使館にコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。

 中国は南シナ海ほぼ全域の領有権を主張しており、米国は以前、中国が海上民兵を利用して「他国に対する脅迫や威圧、威嚇」を行っていると非難していた。(c)AFP