【3月21日 AFP】男子テニス、メキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2021)は20日、シングルス決勝が行われ、大会第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が第1シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)に6-4、7-6(7-3)で競り勝ち、今季初優勝を果たした。

 世界ランキング7位のズベレフは、同5位のチチパスに対して5連敗中でこの日の試合を迎えると、最初のサービスゲームを落として一気に1-4とリードされ、再び黒星を喫するかに思われた。

 しかし、第6ゲームで3本のブレークポイントをしのいでギアを上げると、そこから5ゲーム連取で第1セットを先取。

 接戦となった第2セットは5-4のサービングフォーザマッチでマッチポイントをしのがれ、最後はダブルフォールトでブレークバックを許したが、タイブレークの末に勝利を手にした。

 ズベレフはこれがツアー通算14勝目で、来週から始まるマイアミ・オープン(Miami Open 2021)ではノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、ドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)が不在の中で、優勝候補の一人となる。

 一方のチチパスは、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)とABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2021)でベスト4入りして今大会に入ってきていたが、キャリア通算6個目のタイトル獲得はならなかった。(c)AFP