【3月20日 AFP】男子テニス、メキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2021)は19日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)と第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)がそれぞれストレート勝ちを収め、両者がタイトルを争うことになった。

 世界ランク5位のチチパスは予選勝者のロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti、イタリア)を6-1、6-3で退け、今季初の決勝進出を決めた。

 一方、第2セット途中で地震に見舞われたズベレフはそれに動揺することなく、同胞ドミニク・コーファー(Dominik Koepfer)を6-4、7-6(7-5)で勝利した。

 会場から約60キロ離れたサンマルコス(San Marcos)を震源とするマグニチュード5.7の地震について「照明が揺れ始めて、観客の方がより揺れを感じていた」と話したズベレフは、「僕らはコートを走り回っていて、地震が起きてもポイントを争わなければならなかった。それほどは感じなかったが、もちろんアカプルコ(Acapulco)で地震が起きることは知っている」とコメントした。(c)AFP