【3月20日 AFP】男子テニス、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は19日、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に続き、次週のマイアミ・オープン(Miami Open 2021)に出場しない意向を明らかにした。

 33歳のジョコビッチは、先月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)で自身9回目のシングルス制覇を成し遂げ、四大大会(グランドスラム)通算18勝目を記録した。男子シングルスのグランドスラム優勝回数では、通算20回で歴代1位タイに並ぶフェデラーとナダルに次ぐ3位となっている。

 これまでマイアミ・オープンでは6度の優勝を誇るジョコビッチは、自身のツイッター(Twitter)アカウントに、「親愛なるファンへ、とても残念なことに、今年は参戦のためにマイアミに遠征しないことをお知らせする」と投稿した。

 辞退の理由については、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による渡航制限に加え、ツアーと家庭生活とのバランスを取りたいという強い希望を挙げ、「この貴重な時間を使って、家族と自宅で過ごすことに決めた」とし、「あらゆる制限を考慮して、ツアーと家庭における自分の時間に関してバランスを見いだす必要がある。来年、再び出場することを楽しみにしている!」とつづった。

 マイアミ・オープンはウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で昨年は中止となっており、直近の2019年大会ではフェデラーが優勝して同大会4個目のトロフィーを掲げている。同選手は今後のメジャー大会に向けて体調を整えたいとして、今年は出場を見送った。

 一方、ナダルはクレーコートで行われる全仏オープンテニス(French Open 2021)で大会連覇を目指している。34歳のレフティーは、先月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)準々決勝でギリシャのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas)に敗れて以降、実戦から遠ざかっている。(c)AFP