【3月14日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは13日、第28節の試合が行われ、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)はメンバーを大幅に入れ替えながらも3-0でフラム(Fulham)を下し、2位との勝ち点差を暫定で17に広げた。

 ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督はミッドウイークに行われるボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)決勝トーナメント1回戦の第2戦を控え、ケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)ら7人を入れ替える余裕があった。

 それでも選手層の厚さが光ったシティは、敵地クレイヴン・コテージ(Craven Cottage)での後半立ち上がり15分間に3点を奪った。ジョン・ストーンズ(John Stones)とガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)のゴールが決まった後には、セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)がリーグ戦では14か月ぶりとなる得点をPKから決めた。

 2位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は独走のライバルより2試合消化が少ないが、シティは直近の公式戦24戦で23勝を挙げており、ここ4シーズンで3度目の優勝はほぼ確定となっている。

 一方で4位のチェルシー(Chelsea)は、0-0でリーズ・ユナイテッド(Leeds United)と引き分け、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権獲得を目指す後方集団に希望を与えてしまった。

 敵地エランド・ロード(Elland Road)でチェルシーは、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督就任後の無敗記録を12に伸ばした。それでも、指揮官は攻撃力を誇る豊富なタレントを擁しながらも、ゴールを決めることができなかった。

 この結果、チェルシーは2試合消化の少ない5位ウェストハム(West Ham)との勝ち点差を暫定で3に広げている。(c)AFP/Kieran CANNING