【3月12日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)は11日、各地で決勝トーナメント2回戦第1戦が行われ、ACミラン(AC Milan)はアウェーで終了間際にシモン・キアル(Simon Kjaer)が得点してマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)と1-1で引き分け、準々決勝進出に近づいた。ASローマ(AS Roma)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)、アーセナル(Arsenal)は順当に勝利して8強入りに前進した。

 オールド・トラフォード(Old Trafford)で50分にアマド・ディアロ(Amad Diallo Traore)の移籍後初得点で先制したユナイテッドに対し、ミランはアディショナルタイムにキアルがヘディングでゴールネットを揺らした。

 リーグ戦でミランと上位を争うローマは、ホームのスタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)でシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)に3-0で快勝した。

 23分にペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)のスルーパスに抜け出したロレンツォ・ペレグリーニ(Lorenzo Pellegrini)が先制点をマークしたローマは、後半相手に攻勢をかけられたが、ステファン・エル・シャーラウィ(Stephan El Shaarawy)が中国からの復帰後初得点を挙げると、さらにジャンルカ・マンチーニ(Gianluca Mancini)が加点して3点のアドバンテージを持って第2戦を迎えることとなった。

 トッテナムはハリー・ケイン(Harry Kane)が2得点を決め、ホームでディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)に2-0で先勝。公式戦5連勝と好調をキープした。

 アーセナルはアウェーでオリンピアコス(Olympiacos)に3-1で勝利し、準々決勝進出をほぼ確定させた。

 マルティン・ウーデゴール(Martin Odegaard)の加入後初ゴールで先制したアーセナルは、その後ユセフ・エル・アラビ(Youssef El-Arabi)に同点とされたが、79分から6分間にガブリエウ(Gabriel Magalhaes)と途中出場のモハメド・エルネニー(Mohamed Elneny)が立て続けに得点を記録した。  

 グラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)はアウェーでスラビア・プラハ(Slavia Prague)と1-1で引き分け、ビジャレアル(Villarreal CF)は敵地でディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)に、グラナダ(Granada CF)はホームでモルデFK(Molde FK)にそれぞれ2-0で勝利した。

 また、4度の欧州制覇を誇るアヤックス(Ajax)はデイヴィ・クラーセン(Davy Klaassen)、ドゥシャン・タディッチ(Dusan Tadic)、ブライアン・ブロビー(Brian Brobbey)が得点を記録してホームでBSCヤングボーイズ(BSC Young Boys)に3-0で先勝した。(c)AFP