【3月8日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは7日、第27節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は首位マンチェスター・シティ(Manchester City)を2-0で下し、同チームの公式戦における連勝記録を21で止めた。

 敵地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)でのマンチェスターダービーに臨んだユナイテッドは、ブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)のPKですぐに先制すると、後半にはルーク・ショー(Luke Shaw)が追加点を挙げ、公式戦で28試合無敗だったライバルに土をつけた。

 リーグ戦のアウェーゲームで22戦負けなしのユナイテッドは2位を維持しているが、10試合を残して首位シティには11ポイント差をつけられている。

 一方、プレミアリーグでの連勝が15試合でストップし、昨年11月に行われたアウェーでのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦以来となる黒星を喫したシティだが、直近4シーズンで3度目の優勝に向けた大本命であり続けている。

 シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「負けたからニュースになるのだろう。だが、ニュースになるのは21連勝だ。勝利したウェストハム(West Ham)戦よりもずっと良い試合をしていた」とコメントした上で、「王者になるためにできるだけ多くの試合で勝利を目指す」と続けた。

 これに対し、ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は「アウェーで2-0の勝利を収めてまたしてもクリーンシートを達成でき、このようなパフォーマンスを見せられればうれしいもの」と振り返った。

「だが、われわれが追いつけると思えないほどシティは独走している」

 一方、王座をシティに奪われるであろうリバプール(Liverpool FC)は、18位に沈むフラム(Fulham)に0-1で敗れてリーグ戦のホームゲーム6連敗となった。

 トップ4入りを争う他のライバルよりも消化試合数が少なくとも一つ多いリバプールは、4位と4ポイント差の8位となっているため、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権を手にするには今季の大会で優勝するのが最も現実的な道かもしれない。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は「かつてあったメンタリティーはないが、選手たちは勝利したがっているし、きょうはその姿勢を目にした。いまだにミスを犯しており、それが問題」と語った。

 また、トッテナムはギャレス・ベイル(Gareth Bale)とハリー・ケイン(Harry Kane)がそれぞれ2得点をマークしてクリスタルパレス(Crystal Palace)に4-1で勝利し、再びトップ4入りに名乗りを上げた。

 リーグ戦3連勝となったトッテナムは6位に浮上し、4位チェルシー(Chelsea)とは2ポイントとなっている。(c)AFP/Kieran CANNING, Steven GRIFFITHS