【3月5日 AFP】中国政府が、香港の立法会(議会)選挙の候補者を親中派の選挙委員会から指名を受けた人物のみに限定する選挙制度の変更案を、5日開幕した全国人民代表大会(National People's Congress、全人代、国会に相当)に提出することが分かった。

 全人代では通常、提出された法案はほぼ全てが圧倒的多数の賛成で可決されており、香港の民主主義にとっては、大きな打撃となる。

 法律の制定を担う全人代常務委員会(Standing Committee)の王晨(Wang Chen)副委員長は冒頭演説で、中国政府の意向を受けた選挙委員会が「立法会議員の大部分を選出し、全議員の指名に直接参加する」と述べた。(c)AFP