【3月4日 AFP】(更新、写真追加)米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)が開発中の巨大宇宙船「スターシップ(Starship)」の無人試験機「SN10」の飛行試験が3日、米テキサス州で行われた。同機は着地に成功したように見えたが、爆発した。

【動画】着地後に爆発する様子

 スターシップの試験機が爆発するのは、昨年12月と先月に続き3回連続。

 スペースXが公開した動画によると、SN10は飛行後、正常に着地したように見えた。同社のコメンテーターはライブ中継で「素晴らしいソフトランディングだ」と述べたが、下部から炎が上がり、スタッフが消火活動に当たった。

 しかし、SN10は数分後に爆発。舞い上がってから落下した。現在のところ爆発の原因は明らかにされていない。

 スペースX創業者のイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)は爆発の1時間後、「スターシップSN10は無事に着陸はした!」と冗談交じりにツイッター(Twitter)に投稿。「スペースXのチームは素晴らしい仕事をしている! 真の成功はいつか、スターシップが当たり前に飛行する日が来ることで評価されるだろう」と続けた。(c)AFP