【3月2日 CNS】中国の大手ポータルサイト網易(NetEase)系列の網易文創が、春節(旧正月、Lunar New Year)のお年玉について調査リポートを発表し、大人が子どもに渡す平均額は上海市がトップの1009元(約1万6600円)、続いて北京市が910元(約1万5000円)で、2大都市が2トップを飾った。

 3~5位は沿岸部の浙江省(Zhejiang)の902元(約1万4800円)、江蘇省(Jiangsu)の802元(約1万3200円)、内陸部の中心地・四川省(Sichuan)の709元(約1万1700円)。全体として経済的に発展した地域は平均額が高い。一方で南部の経済的中心地・広東省(Guangdong)は全国的に最も低いレベルの281元(約4630円)だった。1人当たりに渡すお年玉が50元(約824円)以下という人が28.5%を占めた。広東省には旧正月に会う人には少額でも全員にお年玉を渡す独特の習慣があり、その影響とみられる。

 子ども1人が受け取るお年玉の総額は、ほとんどが5000元(約8万2440円)以下。そのうち1000〜3000元(約1万6500~4万9500円)が29.6%を占めた。

「お年玉は誰が管理するのか?」は気になるテーマだ。アンケートによると、「お年玉は親に渡し、学費に使ったり、他の子どものお年玉に回したりする」が最多の39.2%。「親には渡さず、自分がほしいものを買う」が21.5%、「親には渡さず、自分で貯金する」が16.6%、「親に渡した後、親からまた受け取る」が14.2%と続いた。

 お年玉の使い道について複数回答で尋ねると、「貯金」が最多の40.3%、「飲食」が39.2%、「洋服や靴の購入」が37.5%と続くが、「親が何に使っているか分からない」も36.7%だった。(c)CNS/JCM/AFPBB News