【2月26日 AFP】(更新)ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問を拘束した軍事政権に対する抗議デモが続いている。26日には機動隊が出動し、参加者らを解散させた。

 同国ではスー・チー氏の解放と民政復帰を求め、数十万人のデモ参加者らが怒りと反抗の声を上げている。

 同日には、幹線道路に座り込み、民主主義を訴えるスローガンを唱和するデモ参加者らに機動隊が接近し、解散を迫った。

 交通量の多い幹線道路から人々が排除された後、デモ参加者6人に加え、日本人フリージャーナリストの北角裕樹(Yuki Kitazumi)さんが拘束された。

 北角さんの助手は「目撃者らによると、(北角さんは)警棒で頭を殴打されたが、ヘルメットをかぶっていた」とフェイスブック(Facebook)に投稿。日本大使館に通報したことも明かした。

 ある警察官は、北角さんへの殴打を否定し、後に北角さんは釈放されたと述べた。

 同日には重傷者の報告はなかったとはいえ、ヤンゴン市内の緊張は続いている。(c)AFP