【2月26日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は25日、腰のけがを理由に来週オランダ・ロッテルダム(Rotterdam)で行われるABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2021)を欠場すると発表した。

 世界ランキング2位のナダルは今月、豪アデレード(Adelaide)での国別対抗戦ATPカップ(ATP Cup 2021)を回避すると、その後メルボルンでの全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)でも腰の痛みに悩まされ、準々決勝でステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)に敗れた。

 主催者の発表文の中で、「とても残念」と述べたナダルは、「多くのファンが知っている通り、オーストラリアで腰のけがに見舞われた。それはアデレードで始まり、メルボルンでも続いた」と説明し、「一時的な解決策を見つけ、大会(全豪オープン)の2週目には痛みなくプレーできた。スペインに戻ってすぐ、チームと一緒に主治医のもとを訪れたところ、来る週ではプレーしないよう忠告された」と続けた。

 20度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るナダルにとっては、2009年以来のABNアムロ出場となるはずだった。

 ナダルの欠場により、全豪オープンで準優勝したダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)が第1シードに入る今大会には、チチパスやアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)、アンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)らも出場することになっている。

「ロッテルダム、そしてオランダに戻って来られるのをとても楽しみにしていた」と記したナダルは、「また戻ってきて、すぐにそこでプレーできることを願っている」と付け加えた。(c)AFP