【2月24日 AFP】フランス当局は、有名俳優ジェラール・ドパルデュー(Gerard Depardieu)氏(72)について、性的暴行容疑で昨年末に予審開始を決定した。司法筋が23日、AFPに明らかにした。

 同世代の俳優で最も有名な一人であるドパルデュー氏は、2018年8月に当時20代だった女優に2度にわたり、パリの自宅で性的暴行に及んだ疑いが掛けられている。2019年には、証拠不十分で不起訴処分となっていた。だが司法筋によると、昨夏に捜査が再開され、12月に予審開始が決まったという。

 弁護人のエルベ・テミム(Herve Temime)氏はAFPに対し、ドパルデュー氏は容疑を「完全に否定」していると述べた。ドパルデュー氏の身柄は拘束されていないが、司法当局の監視下に置かれている。また、同氏はこの件が公にされたことを遺憾に思っているという。

 別の情報筋によると、ドパルデュー氏はこの女優の家族と親交があった。(c)AFP/Guillaume DAUDIN and Benjamin LEGENDRE