ビーチバレー・カタール大会がビキニ許可、ボイコット受け
発信地:ベルリン/ドイツ
このニュースをシェア
【2月24日 AFP】3月にカタールで開催されるFIVBビーチバレーワールドツアー(FIVB Beach Volleyball World Tour 2021)の大会を前に、ビキニを着られないことを理由に出場をボイコットした選手が現れた問題で、国際バレーボール連盟(FIVB)が23日、ビキニ着用は認められると発表した。
この問題では、ドイツ代表のカーラ・ボルゲル(Karla Borger)とジュリア・スード(Julia Sude)が前週末、国内メディアに対して、ビキニ禁止と取れる規則を理由にカタール大会を欠場すると明かし、大会の厳しい規定を批判していた。
カタール・バレーボール協会(QVA)は22日に「アスリートたちが大会で何を着るべきか要求しない」と話したが、ペアのマネジャーは「事実と異なる」と反論し、ツアーの公式ウェブサイトに載っている大会規定に「女子選手は袖の短いTシャツと膝丈のショートパンツを着用することが期待される」と記載されていたことを指摘した。
しかしFIVBが23日、「女子選手が普段通りのユニホームを着用することに制限はない」という言質がカタール協会から取れたことを明言し、規定も変更された。
カタールはこのところ積極的にスポーツの主要大会を誘致しているが、人権侵害の報告やスポーツの歴史の浅さ、酷暑などが問題視されることも多い。(c)AFP