韓国の人気双子バレー選手、中学時代のいじめで代表追放
発信地:ソウル/韓国
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【2月15日 AFP】韓国女子バレーボール界で人気を誇る双子の姉妹選手が、中学時代のいじめを告発されたことを受け、代表チームから無期限の追放処分を科された。同国メディアが15日、報じた。
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処分を受けたのは、Vリーグの興国生命ピンクスパイダーズ(Heungkuk Life Insurance Pink Spiders)に所属する李在英(イ・ジェヨン、Lee Jae-yeong)と李多英(イ・ダヨン、Lee Da-yeong)で、24歳の二人は韓国代表として東京五輪の出場権獲得にも大きく貢献していた。
姉妹は前週、中学時代のチームメートにオンラインでいじめを告発され、その中で身体的な暴力や金銭の窃盗などを訴えられた。他に少なくとも4人が同様の被害に遭ったという。
姉妹はインスタグラム(Instagram)で「過去の無責任な行動」を認め謝罪していたが、所属チームは同日、二人を無期限で出場停止とし、その数時間後代表チームからも無期限で追放されたと、聯合(Yonhap)ニュースが報じている。
姉妹は複数のテレビ番組にも出演するなどし、有名人扱いを受けていた。しかし、過去に関する告発を受けて、学校や職場でのいじめが深刻な社会問題となっている韓国国内では怒りの声が広がっていた。(c)AFP