【2月22日 AFP】20-21フランス・リーグ1は21日、第26節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はホームでASモナコ(AS Monaco)に0-2で敗れ、首位リール(Lille OSC)に勝ち点差を広げられた。

 ソフィアン・ディオップ(Sofiane Diop)とギジェルモ・マリパン(Guillermo Maripan)がゴールを挙げて勝ち点3を手にしたモナコは、リーグ戦の無敗を11試合にまで伸ばし、3位に転落したPSGに2ポイント差と迫った。

 モナコが来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権争いに踏みとどまっているのに対し、PSGは2位オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に1ポイント離され、同日に敵地でロリアン(FC Lorient)を4-1で下したリールに勝ち点4差をつけられている。

 キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のハットトリックなどで、チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)決勝トーナメント1回戦のFCバルセロナ(FC Barcelona)戦を4-1で勝利したものの、その勢いを保てなかったPSGにとっては失意の一夜となった。

 バルセロナ戦の先発メンバーでは、マルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)以外をスタートから起用したPSGのマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は「勝利に必要なレベルになかった。その責任は監督の私にある」とコメントした。

「集中力を維持することの重要性について話していたが、自分たちのパフォーマンスを連続して同じように再現できない」

 エムバペが所属していたモナコが2016-17シーズンにリーグ1を制覇して以来、PSGが初めてタイトルを逃す可能性が現実味を帯びている。

 17歳だった約5年前にリーグ1で初得点をマークしたエムバペはモナコの守備陣に封じ込められ、けがのリハビリを続けるネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は観客席から試合の行方を見守った。(c)AFP/Andy SCOTT