【2月21日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は21日、男子ダブルス決勝が行われ、大会第9シードのイワン・ドディグ(Ivan Dodig、クロアチア)/フリップ・ポラセック(Filip Polasek、スロバキア)組が6-3、6-4で第5シードの前回王者レジーブ・ラム(Rajeev Ram、米国)/ジョー・ソールズベリー(Joe Salisbury、英国)組を破り、このペアでは初優勝を果たした。

 力の差を見せつけて勝利したドディグは、「夢のような思い出だ。僕らのペアとしては初の四大大会(グランドスラム)優勝だし、とても楽しかった。ペアを継続できればうれしい」とコメントした。

 一方で敗れたラム/ソールズベリー組は、2009年から2011年にかけて3連覇を達成したボブ・ブライアン(Bob Bryan、米国)とマイク・ブライアン(Mike Bryan、米国)の兄弟以来となる大会連覇を目指したが、目標には一歩届かなかった。

 また、ラムはバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)とのペアで混合ダブルスを制覇しており、大会2冠を狙ったがそちらもかなわなかった。

 ポラセックにとって飛躍の大会となった一方で、ドディグはマルセロ・メロ(Marcelo Melo、ブラジル)と組んで大会を制した2015年の全仏オープンテニス(French Open 2015)以来、二つ目の四大大会のタイトルを手に入れた。

 ポラセックは混合ダブルスで4勝しているダニエラ・ハンチュコバ(Daniela Hantuchova)以来、グランドスラムのタイトルを手に入れた男女を通じて2人目のスロバキア出身選手となった。(c)AFP