【2月19日 AFP】18日に行われた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)女子シングルス準決勝でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を下して決勝に進出した大坂なおみ(Naomi Osaka)が試合後、セレーナと一緒のコートに立てるのは光栄なことだと話した。

 16歳年上のセレーナを見て育ったという大坂は、「大きな意味があること。彼女と対戦するときは毎回、絶対長く記憶に残る試合になると感じる」と話し、「自分の中にいる子ども」は、「彼女に永遠にプレーしてほしい」と思っていると付け加えた。また、セレーナが引退するのではないかという話を聞くのは「悲しい」気持ちになるとも語った。

 一方、歴代最多タイとなる四大大会(グランドスラム)通算24勝目はまたしてもお預けとなったセレーナは、試合後の記者会見で涙を流し、会見を打ち切った。

 この日コートを去る際は胸に手を当て、あたかも別れを告げているようにも見えたが、そのジェスチャーについて聞かれたセレーナは、新型コロナウイルスの影響による5日間のロックダウン(都市封鎖)が明け、会場に戻ってきたファンに対する感謝の意味合いが強かったと説明し、「分からない。もしお別れを言うにしても、誰にも言わない」と語っていた。(c)AFP