【2月19日 AFP】フランス出身のキリル・ルイドレフュス(Kyril Louis-Dreyfus)氏(23)は18日、イングランド・フットボールリーグ1(3部)に所属するサンダーランド(Sunderland AFC)の買収手続きを完了し、イングランドサッカー界では史上最年少の会長となった。

 フランス・リーグ1、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)の元オーナーで、大富豪だった故ロベール(Robert Louis-Dreyfus)氏の息子であるルイドレフュス氏は、リーグ側からの承認を得たことで契約を締結した。

 ルイドレフュス氏は、チームが1-2で敗れた前週のシュルーズベリー・タウンFC(Shrewsbury Town FC)戦を現地で観戦。昨年12月24日にクラブの過半数株を取得することで合意に至ったと発表されてから、同氏が公の場に姿を見せたのは初めてだった。

 ルイドレフュス氏は「この名誉ある組織の運営者になることができ誇りに思うが、それに伴う責任が重大であることも認識している」とコメントした。

「現在の苦境を共に乗り切り、クラブに持続可能で長期的な成功をもたらすために強固な基盤を築くことができると確信している」

 1972-73シーズンにFAカップ(FA Cup)を制しているサンダーランドは、10シーズンにわたってプレミアリーグに所属していたが、2017年にチャンピオンシップリーグ(2部)に落ちると、その翌年には3部にまで降格した。

 2部復帰を目指すサンダーランドは、現在は昇格プレーオフ圏と1ポイント差の7位につけている。(c)AFP