【2月18日 AFP】(更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は18日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第3シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-3、6-4で第10シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を下し、4度目の四大大会(グランドスラム)優勝に王手をかけた。

 新型コロナウイルスの影響による5日間のロックダウン(都市封鎖)が明け、数千人のファンが戻ってきたロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で、大坂はセレーナから快勝を収めた。

 第1セットは開始から0-2となった後、5ゲームを連取して立て直した大坂は、「最初の数ゲームではアンフォーストエラーが多かった。とにかくとても緊張して、怖さがあった」と明かし、「でもどうにか力を抜くことができた。自分にとっては楽しむことが一番大きかった」と続けた。

「彼女(セレーナ)との対戦はいつも光栄。自分も絶対に敗退したくなかったし、とにかくベストを尽くした」

 決勝では2018年と昨年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)、2019年の全豪オープンに続くグランドスラム優勝を目指し、第22シードのジェニファー・ブレイディ(Jennifer Brady、米国)と第25シードのカロリーナ・ムチョバ(Karolina Muchova、チェコ)の勝者と対戦する。

 一方のセレーナは、マーガレット・コート(Margaret Court)氏に並び歴代最多タイとなるグランドスラム通算24回目の優勝を狙っていたが、またしても記録達成はお預けとなった。

 セレーナが最後にグランドスラムを制したのは妊娠中に出場した2017年の全豪オープンで、その後は大坂に敗れた2018年の全米オープンなど4度決勝に進出しているが、いずれも苦杯をなめている。(c)AFP