【2月18日 AFP】米軍人の約3分の1が新型コロナウイルスワクチンの接種を拒んでいると、ジェフ・トリバー(Jeff Taliaferro)統合参謀本部副作戦部長(空軍少将)が17日に開かれた下院軍事委員会の公聴会で明らかにした。

 トリバー副作戦部長は、数値は「非常に初期のもの」だと強調した上で、「接種に同意した人の割合は、およそ3分の2といったところだ」と証言。接種拒否の割合が高いのは、新型コロナウイルスワクチンが米食品医薬品局(FDA)の全面的な承認を得ていないため国防総省が接種を任意としているためだと説明した。

 一方、米国防総省のジョン・カービー(John Kirby)報道官は、ワクチン接種に関する米軍全体の詳細なデータはないものの、これまでに91万6500人以上が接種を済ませたと明らかにし、米軍で接種を拒否している人の割合は、これまでに供給されたワクチンの量が軍とほぼ同じ水準にとどまっている一般社会と同じ程度だと述べた。(c)AFP