【2月18日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は17日、各地で決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、ユベントス(Juventus)はFCポルト(FC Porto)にアウェーで1-2で黒星を喫した。

 四半世紀ぶり通算3度目の欧州制覇を目指すユベントスは、相手に「簡単に」勝利を手渡してしまったとアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)監督が振り返ったほどパフォーマンスに活気がなく、押される時間が長かった。

 敵地エスタディオ・ド・ドラゴン(Estadio do Dragao)に乗り込んだユベントスは、ロドリゴ・ベンタンクール(Rodrigo Bentancur)のミスを突かれ、わずか2分でメフディ・タレミ(Mehdi Taremi)に先制点を許した。

 後半開始直後にもムサ・マレガ(Moussa Marega)に追加点を決められたユベントスだが、82分にはフェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)が1点を返し、3月9日に行われるホームでの第2戦に望みをつないだ。

「最初の1分からアプローチが間違っていた」と振り返ったピルロ監督は、「あのような形で失点をすれば、恐怖心が芽生えるのが普通。確信が少し欠けてしまう」と話し、「ポルトは試合を締めるのがうまく、あのゴールの後はより難しかった。相手が望んでいた試合を簡単に与えてしまった」と続けた。

「幸運にも、キエーザによって重要なゴールを手に入れた。これからは第2戦に集中する」

 チャンピオンズリーグの最多得点記録保持者である36歳のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は、ポルトガル代表のチームメートであるDFペペ(Pepe)がキャプテンを務めるチームからゴールを奪えなかった。

 レアル・マドリード(Real Madrid)でロナウドと共に3度のチャンピオンズリーグ制覇を経験したペペは「チームはユベントスのことをよく研究した」と述べた。

「ユベントスにプレーさせないためには、プレスを激しくしなければならないことは分かっていた。こういった試合でホームで失点をすると難しくなるものだが、素晴らしい試合をすることができた」 (c)AFP