【2月18日 AFP】ミャンマーで17日、クーデターに抗議する大勢の市民が再び街頭に繰り出した。デモは、抗議活動の鎮圧のため各地に部隊が展開されて以降、最大規模となった。

 最大都市ヤンゴンでは数万人が抗議に集まった。治安部隊の移動を阻止するため車で道路を封鎖する人もいた。デモ隊が集結した交差点付近では、警官や兵士の姿が確認されたが、どちらもデモ隊が通り過ぎていくのをながめ実力行使を自制している様子だった。

 匿名を条件にAFPの取材に応じた21歳の学生は「私たちは最後まで戦わなければならない」とし、「軍事政権を終わらせるため、私たちの団結と強さを示す必要がある。人々は街頭に繰り出す必要がある」と話した。

 ミャンマーでは新軍事政権発足後、全土で、抗議デモの他、公務員にストを促す不服従運動が発生。抗議活動の鎮圧のため、同政権が催涙ガスやゴム弾などを使い実力行使する場面が見られていた。(c)AFP