【2月17日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)で初出場ながらベスト4に入り、歴史をつくった予選勝者のアスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev、ロシア)が、大会前は世界ランキングで100位以内に入れればいいという控えめな目標を掲げていたことを明かした。

 カラツェフは今大会で快進撃を続けており、準々決勝では負傷に見舞われたグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を2-6、6-4、6-1、6-2で撃破し、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との準決勝に駒を進めた。

 四大大会(グランドスラム)初出場の選手が4強入りを果たすのは、オープン化以後では今回のカラツェフが初めてで、全豪オープンで予選勝者がここまで勝ち上がるのも、1977年のボブ・ギルティナン(Bob Giltinan)氏以来2人目となる。

 また、カラツェフは現在ランク114位で、これは2001年に125位でウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)4強入りを果たしたゴラン・イワニセビッチ(Goran Ivanisevic)氏以降では、最も低い順位でのグランドスラム準決勝進出者となった。

 今大会の結果を受け、カラツェフは大会後のランキングで50位以内に急浮上することが見込まれている。それでも本人は、グランドスラムのタイトルまであと2勝のところへ来る自分を想像できたかという問いかけに対して、「もちろん、できなかったよ」と答えた。

「自分にとって最初のステップは、昨年末までにトップ100に入ることだったが、それはできなかった。そこで、じゃあ今年は最初から100位以内を目指そうと思った。そういう考えだった」

 準決勝進出が決まった後は、メッセージアプリのワッツアップ(WhatsApp)に約200件のメッセージが届いているという。カラツェフは「夢のようだ。とにかくこの瞬間を楽しみたい」とコメントしている。(c)AFP