【2月16日 CNS】成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(Chengdu Research Base of Giant Panda Breeding)より2月4日、パンダ基地と中国の政治学習アプリ「学習強国」プラットフォームが共同で月の産室の「2020年生まれ」の赤ちゃんパンダのために新年の祝賀イベントを行ったとの知らせがあった。

 今回の新年のお祝いに参加した赤ちゃんパンダは、全てパンダ基地の月の産室で生活しており、多くの人々におなじみの「潤玥(Run Yue)」「艾玖(Ai Jiu)」「和花(He Hua)」「和葉(He Ye)」のほか、さらに幼い「金喜(Jin Xi)」「金双(Jin Shuang)」「福双(Fu Shuang)」および「学習強国」プラットフォームのチャリティーによって養われている「龍鳳胎(雄と雌の双子)」の「強強(Qiang Qiang)」「国国(Guo Guo)」と一緒に、みなさんに新年のあいさつをする。これらの赤ちゃんパンダが新年のあいさつの現場にやってきた時、すべての人が引きつけられた。

 パンダ基地のスタッフによると、今回の新年のあいさつのテーマは、中国の南部地方の正月に団子を作り、団子を食べる習慣から着想を得て、パンダの白黒の肌色と丸々とした体つきを、餡(あん)の漏れた黒ゴマ団子と連想させたものだ。そのため、かまどの神様を祭る日である小年(旧暦の12月23日または24日)には、全国の人々にもっとももえ、もっともかわいい小年「団子」をお届けし、皆さんの新しい一年が、仲むつまじく楽しく、万事順調に過ごせるように祈ろうとしたものだ。

 過去1年間でパンダ基地は良好な繁殖成績を得たという。統計によると、2020年に計14頭の赤ちゃんパンダが生まれ、現在の体調も良好とのことだ。そのうち、3頭の赤ちゃんパンダは2020年3月に誕生し、パンダ基地の記録史上、出産時間がもっとも早い赤ちゃんパンダとなった。また、6月に誕生した「艾玖」は、219グラムの出生体重で、パンダ基地の記録史上、最も重い赤ちゃんパンダになった。(c)CNS/JCM/AFPBB News