【2月15日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は14日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は第15シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)を3-6、6-1、6-4で下し、準々決勝で第10シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)との大一番を迎えることになった。

 昨年の全仏オープンテニス(French Open 2020)4回戦では、19歳のシフィオンテクから3ゲームしか奪えず敗れたハレプだったが、この日は無観客のロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)でフルセットの末に逆転勝利を収め、リベンジに成功。自身四大大会(グランドスラム)通算100勝目を飾った。

「前回の対戦での自分のプレーのせいでプレッシャーがあった」と明かしたハレプは、「パリ(全仏オープン)よりもう少しアグレッシブにならないといけないと試合前から思っていた」と話し、「自分はもっと良い試合ができると信じていたし、実際にそれができた。そのことについては本当に満足している」と語った。

 準々決勝の相手は四大大会(グランドスラム)通算23勝を誇るセレーナに決まった。過去11戦で2勝しかできていない相手だが、2019年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)決勝では6-2、6-2で印象的な勝利を挙げており、ハレプも「あれは私の人生最良の日だったと思う」と話している。

「あのときは大きな自信があった。全てのボール、自分のテニスの全てに手応えがあった」と振り返ったハレプは、「彼女に勝利するには自分の最高のテニスをしなければならない」と気を引き締めた。(c)AFP