【2月14日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は14日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第3シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は4-6、4-6、0-6で第18シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)に敗れ、今大会ここまで敗退した中では最上位のシード選手となった。

 昨年大会で決勝に進んだ現全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)王者のティエムは、12日に激闘のフルセットの末に勝利したニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)戦での疲れがみえ、活力を欠いてディミトロフの激しさに張り合えず2時間1分で散った。

 元世界ランク3位のディミトロフは準々決勝で、ロシアの伏兵アスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev)と対戦する。予選勝者のカラツェフはこの日、第20シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)をフルセットで下した。

 今大会の全試合でストレート勝ちを収めているディミトロフは、全豪では自身4度目の8強入り。過去の最高成績は2017年大会の準決勝進出で、その時はラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)にフルセットで敗れた。(c)AFP