【2月14日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は14日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第3シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は2度のマッチポイントをしのぎ、4-6、6-4、7-5で第14シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)から逆転勝利を収め、8強入りを決めた。

 大坂は第3セットのゲームカウント3-5で迎えた第9ゲームで15-40と敗退寸前に追い込まれたが、そこから4ポイントを連取。すると、2度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るムグルサを2連続でブレークし、無観客となったロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)での1時間55分の熱戦を制した。

 40本のウイナーを決めたものの、アンフォーストエラーが36本に上った大坂は「彼女(ムグルサ)のプレーが素晴らしくて、威圧感があった」とすると、「緊張感が強いポイントでは、心の中の自分とプレーしなければならなかった」と語った。

 準々決勝で大坂は、この日第19シードのマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)に対し6-4、6-2の番狂わせを演じた台湾の謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ)と対戦する。

 オープン化以降では最年長となる35歳で初のグランドスラム8強入りを果たした謝とは通算成績を4勝1敗としているものの、その対戦について大坂は「いつも長くて厳しい試合になる。対戦は楽しみじゃない」とコメントしている。(c)AFP