【2月14日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は13日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は7-5、6-2、7-5で世界ランキング69位のキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)を退け、4回戦へ駒を進めた。

 単独最多となる21度目の四大大会(グランドスラム)優勝へ向けて一歩前進したナダルは、大会を通して腰の張りに悩まされサーブのモーションを変更していたが、状態は日に日に良くなってきていると明かした。

 メルボルンが新型コロナウイルスの影響で5日間のロックダウン(都市封鎖)に入ったため、この日は無観客でロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)での一戦に臨んだナダルは、いずれもストレートで勝利した2回戦までよりはるかに厳しい試合を強いられたが、自身通算49度目のグランドスラム16強入りを決めた。

 ナダルは試合後、腰の状態について「きょうの方が良かった。改善を感じたのは初めてで、それがきょう何よりも重要なことだ」と話し、「いつもの形でサーブを打てたのは、きょうが初めてだった。大きな勝利だが、最大の勝利は腰が初めて改善されたことだ」と付け加えた。

 次戦は第16シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)と対戦する。フォニーニは同日、第21シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)にストレートで勝利した。

 その他の試合では、第9シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)が7-6(7-1)、7-6(7-5)、7-6(7-5)で第19シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)を下し、4回戦進出を決めた。(c)AFP