【2月13日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は13日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第6シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)は、コート外でラケットを破壊して1ポイントを失うなどし、第25シードのカロリーナ・ムチョバ(Karolina Muchova、チェコ)に5-7、5-7で敗れた。

 フラストレーションをためた元世界ナンバーワンのプリスコバは終始勢いに欠け、1時間54分で同胞対決に敗れ、四大大会(グランドスラム)初制覇の望みがついえた。

 接戦の末に第1セットを落としたプリスコバは自身の怒りをラケットにぶつけ、コードバイオレーションを言い渡された。

 プリスコバはその後、選手用通路に入ってさらにラケットを破壊。その様子を目にした審判が主審のアリソン・ヒューズ(Alison Hughes)氏に伝えたため、2度目のコードバイオレーションで1ポイントを失った。

 プリスコバが「あれはコート外だった。したいことをするのが許されている」と訴えると、ヒューズ氏は「いや、試合中は認められていない」と返答した。

 この件でプリスコバは火がついたようで第2セットに入ると5ゲームを連取するも、どういうわけかその後は崩壊。サービングフォーザセットの場面で二つのブレークを許すと、再びサービスゲームを奪われてムチョバに屈した。

 プリスコバを下したムチョバは、第11シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)に勝利した第18シードのエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)と15日の4回戦で対戦する。(c)AFP