【2月12日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は11日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)はワイルドカード(主催者推薦)のタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis、オーストラリア)を6-7(5-7)、6-4、6-1、6-7(5-7)、6-4で下し、3回戦に進出した。

 4ゲームしか落とさず1回戦を突破したチチパスだが、この日は世界267位のコキナキスからはるかに厳しい挑戦を受けることになった。

 蒸し暑さの中、4時間32分という長丁場の一戦を制したチチパスは「ライオンのように、本物の戦士のように戦った」と述べ、「感情と闘志に満ちた素晴らしい結末だった」と続けた。

 ハードコートでの、第5セットにまでもつれ込んだ試合で初勝利を挙げた世界6位のチチパスは、将来を期待されるカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)に勝利したマイケル・イマー(Mikael Ymer、スウェーデン)と3回戦で激突する。

 チチパスは笑みを浮かべながら「第5セットにまでもつれ込んだ試合で初めて勝利を挙げられてうれしい。四大大会(グランドスラム)での3セット勝利が増えれば良いのだけど」と語った。

 また、同日に25歳の誕生日を迎えた第4シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)もロベルト・カルバレス・バエナ(Roberto Carballes Baena、スペイン)に6-2、7-5、6-1で勝利。11月から続く連勝を16にまで伸ばし、3回戦に駒を進めた。(c)AFP