【2月10日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は9日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は6-1、6-2、6-1でジル・シモン(Gilles Simon、フランス)に圧勝し、四大大会(グランドスラム)初制覇に向けて好スタートを切った。

 ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)でチチパスは、4ゲームしか落とさずベテランのシモンを圧倒。クォン・スンウ(Kwon Soonwoo、韓国)との初戦を突破したワイルドカード(主催者推薦)のタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis、オーストラリア)と2回戦で対戦する。

「こんなに楽な展開になるなんて全く思っていなかった。自分的には素晴らしい試合だった。最初から最後まで魅するプレーができたと思う」

 22歳のチチパスは2019年大会の4回戦でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破って4強入りするなど、全豪オープンはここまでの短いキャリアの中で大きな成功を収めた大会となっている。昨年は3回戦でミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)にストレートで敗れており、今回は上位進出を目指している。(c)AFP