バイデン氏、ミャンマー軍部に制裁 権力移譲を要求
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【2月11日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は10日、ミャンマーの軍部に対し、在米資産の凍結を含む制裁を発動すると表明し、同国の軍幹部らに権力の移譲を要求した。
バイデン氏は、ミャンマーで先週発生したクーデターを受け開いた会見で、「きょう私はビルマ(ミャンマー)軍に対し、現在拘束しているアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問やウィン・ミン(Win Myint)大統領ら民主派の政治指導者や活動家らの即時釈放を、改めて求める」と表明。「軍は権力を移譲しなければならない」と訴えた。
さらにバイデン氏は、軍指導部が米国で保有する資産計10億ドル(約1050億円)を凍結し、新たな制裁もまもなく公表すると表明。「クーデターを主導した軍指導者と、その事業利害関係者や近親者に対する制裁の即時発動を可能とする新たな大統領令を承認した」と説明した。(c)AFP